パンタグラフの色入れ

 模型車両の色入れは、多岐に渡ります。

 完成品でも、色入れすることで、リアリティーが上がるのは、以前の投稿記事でわかりました。

 

 屋根上では、パンタグラフの刷板部分の塗装をしています。


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 こちらは、国鉄型車両のパンタグラフ部分になります。 刷板部分は、銅色に色入れしています。 国鉄型車両は大抵、屋根上の汚れている色が茶色くなっていますが、これは銅製の刷板を使っていたためです。


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 最近の車両は、屋根上パンタグラフ部分の汚れは黒系の色になっています。 最近の車両のパンタグラフ刷板は、アルミ系もしくは、真鍮素材を使っているのと、カーボングリスをコーティングして、離線率を下げているようです。 なので、カーボン素材の黒系の汚れになります。 

 よって、車両の活躍時期によって、色入れする色も変わってきます。

 

 また、パンタグラフ回りの機器、避雷器やヒューズ箱は、FRP製なので、ライトグレー塗装にしています。(例外的な車両も、あります。)


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 なお、銅色の塗装は、Mrメタルカラーのカッパーを使っています。